商圏分析で使える！jSTATMAPのおすすめ使用方法【総務省が提供する無料ツールを解説】

最初に

静岡県で中小企業診断士・宅地建物取引士として新規開業希望者様の支援をしております、BizPlaceの大石幸輝と申します。宜しくお願いいたします。

この記事では、

という方向けに、「商圏分析に活用できるjSTATMAPのおすすめ使用方法」について、日々の業務で商圏分析を行っている私、大石が解説いたします。

結論

jSTAT MAPの「レポート機能」が、簡単に一括で情報取得できるためおすすめです！

jSTAT MAPとは

jSTAT MAPとは、総務省が提供している国の統計データを取得できる地理情報システムです。統計データを地図上に表示することで、「視覚的」にデータを把握することができます。データのダウンロードも可能で、防災計画や施設整備、市場分析などに活用されています。

jSTAT MAPでできること

jSTAT MAPは、主に以下の4つの機能に分かれています。

プロット機能

地図上に「点」を作成する機能。作成した「点」には位置情報や名称などを持たせることができ、アイコン変更や住所リストによる一括登録も可能。

エリア機能

地図上に「面」を作成する機能。多角形や円(半径、到達圏）で作成ができ、「面」でエリアを作成することでエリア内の人口分析などを行うことも可能。

グラフ機能

統計データに基づいて地図を「色分け」したり、地図上に「グラフ」を表示したりする機能。都道府県や市区町村のほか、所為地域やメッシュなどの集計単位を選ぶことが可能。

レポート機能

統計データの「レポート」を自動的に作成する機能。「シンプルレポート」と「リッチレポート」という2種類のレポートが作成でき、シンプルレポートはグラフ機能で作成したグラフの出力、リッチレポートは任意の地点周辺に関するレポートを出力できる。ともにExcel形式で出力可能。

（出典：jSTAT MAP)

使用方法

今回は、一括で多くの情報取得ができるレポート機能の使用方法について解説します。以下のフローに沿って進んでいくことで誰でも簡単に任意の地点周辺のレポートを取得することができます。

また、今回取得する「リッチレポート」には以下の情報が記載されています。

これらの情報を取得することで、地点周辺の人口動態や事業所数などを把握することができ、商圏分析のデータとして活用することができます。

活用事例

ｊSTAT MAPの活用例として、以下のような事例があります。この他にも様々な業態やケースで活用することができます。

なお、「商圏分析のやり方」については下記記事をご参照ください。

まとめ

今回は、誰でも簡単に一括で情報取得できるjSTAT MAPの「レポート機能」を紹介しました！

jSTAT MAPは、誰でも簡単に無料で、国提供の信頼できるデータを取得できるとても便利なツールです。ぜひこの記事で使用方法を覚え、自身の分析に活用していきましょう！

BizPlaceでは、経営の専門家である中小企業診断士による商圏分析に基づいた不動産をご紹介させていただいております。静岡県内で出店を検討中の方、商圏分析にお悩みの方は、ぜひ下記お問い合わせよりご連絡ください。お読みいただきありがとうございました！